NMNとは?
2021/10/28
NMNとは
NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)とは、ビタミンB3に含まれる分子で、酸化還元反応を触媒する酵素の補酵素NADの前駆体です。人間の体内でも生成されており、加齢と共に生成量が減少していきます。 近年の研究でNMNがガン・認知症・老化症状などに作用する「若返り効果」があることが続々と判明しており、NHKなど国内でも多くの著名人・メディアがその効果について言及しています。
NMNの効果・メリット
NMNの効果は現在判明しているだけで4つあります。
老化による病気の治癒・予防
記憶力の向上
心機能の強化
肥満の改善
NMNの副作用
NMNはすでに齧歯類(ネズミなど)や人体での実験が行われており、生物に対し副作用はないと考えられています。
ネズミに対し1年もの期間NMNを与え続けた実験研究(英文)では有害な反応は起こりませんでした。
2019年11月に慶應医学部が行った研究(英文)によると、100mg・200mg・500mgのNMNをそれぞれ10人の人間に対し投与したところ、心拍・血圧・血中酸素濃度・体温ともに正常であり胃腸炎なども見られませんでした。
ビリルベリン(肝臓の数値)の上昇やクレアチニン(腎臓の数値)・塩化物・グルコースの減少は確認されましたが、いずれも正常な変動の範囲内でした。
今後はNMNのより長期的服用に対する安全性や有効性に関する研究が必要ですが、今のところはNMNは安全であると考えられています。
NMNの摂取方法
ここではNMNの摂取方法について説明します。
ちなみにNMNの適正な摂取量に関しては研究結果がなく、ハーバード大のSinclair教授は質量で250mg(重さで1g)を毎日摂取していると明言しています。NMNがネズミに対し老化予防効果を示した実験での摂取量を人間に当てはめて考えてみても1日に最低でも8mg以上のNMNを摂取するのが効果的であると考えられます。
NMN配合の化粧品を塗る
シミやシワなどの老化防止・アンチエイジング効果を狙う場合には肌に直接塗るのが効果的であると考えられています。
「NMNにより10~20歳程度若く見えることも考えられる」と言われています。
NMN配合の化粧品にはクリーム、導入液、パックなど様々な種類がありますが、中にはほとんどNMNが配合されていない商品もあるので、必ず配合量を確認してから購入するようにしましょう。
NMN まとめ
今回はNNM(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の効果やアンチエイジング効果の仕組み、副作用、摂取方法について解説しました。
すでにNMNが寿命に対し大きな影響を与えることが明らかになっており、人体に対して適用した場合にどのような影響が起きるか多くの科学者が研究を進めています。